自分でやれば人件費もかからないし、自分には能力もある、自分ででできるだけ業務をこなす。
これが正しいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
営業をずっとやってきた先輩が独立した当初
この思考に囚われていたため、働く時間だけ長くなり、成果をあまり残せなかった。
という話がありました。
個人のリソースは有限です。
苦手な分野を外に出し、自分の得意な仕事内容、事業に集中して最高のパフォーマンスを上げていきましょう。
さて、そういったときに
発注する能力が必要になります。
ただ、プロが全部やってくれる、お金を払って待っていればいいというわけではありません。
会社をどうしていきたいのか、独立してどういった形で仕事をしていきたいのか。
今後の方向性を一番理解している自分がしっかり舵取りをして導いていかなければいけません。

発注するとは
発注とは書いて字のごとく、注文を出すこと。
そこで皆様に意識していただきたいのは、
外部委託(アウトソーシング)をするための発注であると意識して頂きたい。
ここが非常に重要です!!!
外部委託(アウトソーシング)とは何か?
会社の状況によってその発注がを外注としてなのか、外部委託としてなのか変わってきます。
まずはその違いを整理しましょう。
外注と外部委託の違い
外注とは
製品を生産する際、その全部または一部を外部企業に発注して生産させること。受注者側からみると下請けになる。外注は、原材料を外注先に支給しないのが通常であるが、支給する場合もあり、後者をとくに加工外注または賃加工という。加工外注にはさらに、その原材料費をいずれが負担するかにより、有償支給と無償支給の別がある。
外注を行う利点、理由として、(1)特殊な技術、ノウハウ、設備等を必要とし、その条件を満たす外部企業が存在する、(2)自社で生産するよりも低コストが期待できる、(3)自社の生産能力を超過する製品を生産しなければならない、などがある。外注に類似するものとして購入ないし外部調達がある。外部調達とは、既製標準品(部品など)を外部から購入して生産に充当することをいう。これに対して外注は、仕様書、設計図等によって外注先に内容を指示し、特別に生産させる点に最大の特色がある。外注を円滑に実施するための施策を外注管理という。
-コトバンクより
要は、外部企業に注文を出し、何かサービスを受けること。
これが外注になります。
外部委託とは
アウトソーシング(別名:外部委託)とは、自社の業務の一部を外部の企業などに委託することである。
アウトソーシングを上手に行うことで、非効率的な業務に自社の人員資源を割くことなく、専門家のスキルを持つ人材に仕事を預けることができる。専門的なスキルが必要で人材育成や設備投資に手間やコストが掛かる業務をアウトソーシングしてしまえば、企業は本業やコア業務に集中しながらコストの削減を図ることが可能となる。
例えば、情報システムの構築・運用・保守などは、今日のビジネスに欠かせないものとなっているが、高度な専門性が求められることからアウトソーシングの対象となりやすい。ビジネスのグローバル化に伴い、コスト削減・人手不足解消を主な目的に、中国、インド、ベトナム、タイなどの海外のアウトソーサー(アウトソーシングを行う事業者)に委託する場合も増えている。
なお、IT分野のアウトソーシングをITO(IT Outsourcing)と呼ぶのに対し、人事・会計などの間接業務やコールセンター業務などをアウトソーシングすることをBTO(Business Process Outsourcing)と呼ぶ。さらに、ビジネス・プロセスの改革を含む包括的なアウトソーシングをBTO(Business Transformations Outsourcing)と呼び、一部の大手ITベンダーが提供している。
-Weblioより
要は、目的に向かって自社で全てやると非効率な事業を一部(もしくは全て)任せるということ。
これが外部委託、アウトソーシングになります。
違いまとめ
2つの圧倒的な違いは、その目的にあります。
(せっかくお金を払って発注するのであれば)自分の効率を最大限発揮するための発注、要は外部委託をするべきである。
サービスは コスト < メリット であれば御社にとってプラスであります。
1万円の広告費用をかけて、売り上げが3倍の3万円になれば、それは御社にとってプラスです。
同じくらい、
1万円のコストをかけてあなたの1日の労働時間を確保できるのであれば、それは大きなプラスであるということです。
例えば、苦手なプログラミングで少し文字のフォントを直したい。
それに丸1日かかかってしまいそうであれば、数万円で誰かにやってもらうべきでしょう。
この章のまとめとしては
日頃の業務の中で、もっと、発注(アウトソーシング)するべきあなたの作業があるのではありませんか?
ランサーズとは
クラウドソーシングのプラットフォームであるLancersを通して個人間や個人法人間で仕事を取引する仕組みを提供している企業。Lancersでは仕事を依頼した企業と、仕事をしたい個人がインターネット上で個別に契約し、打ち合わせや納品までインターネット上で完結できる。クラウドソーシングを基軸に、個人の「働く」データベースを活用した事業展開を行っている。
-wikipedia
クラウドソーシングとは不特定多数のプレイヤーを集め、利用者が必要とするサービスを提供するプロセスのこと。
広義的にはアウトソーシングの一つの手法であると同時に、狭義的にはその依頼先の形態でアウトソーシングと区別することができる。
クラウドソーシングとアウトソーシングの違い
上述の通り広義的にはアウトソーシングの一つの手法としてクラウドソーシングがあります。
アウトソーシングは外部の業者を選定し、その業者に任せるという意味合いが強いのに対し、
クラウドソーシングは、選定含めてクラウドに対して依頼するという意味合いを持ちます。
狭義的にアウトソーシングするという時には、選定をし依頼までの時間がかかる点と、多数のプレイヤーから選定しないケースも多く、費用が高くなるケースがあります。
クラウドソーシングをする際には、一度に多数の提案をクラウド上で得られることが多く、短い時間で競争が起こり価格も下がる傾向にあります。
一方で、クラウドソーシングについては、サービスの質に対する懸念点がいつもつきまといます。
プラトフォーム(クラウド上で)簡単にマッチングができるが故に、
相手がプロでない可能性、いきなり連絡がつかなる可能性など様々です。
広義的なアウトソーシングをする(自分の作業を最大限効率化していく)上で、
このクラウドというプラットフォームを上手に活用すること(クラウドソーシングすること)が、
金額に対して最大限のサービス提供を受けることができる可能性があります。
さて、このことを意識してどのような点を意識することで
クラウド、ランサーズを活用できるか考えていきましょう。

ランサーズで発注する上でもっとも気をつけるべきポイント
例えば大手求人メデイアへの掲載をしようという場合であれば、
大手メディアに2週間乗っけられる権利を買ったらその通り、自社の求人情報をメディアに掲載できます。
しかし、例えば自社のホームページを作りたいという依頼であれば、
どのようなホームページなのか?会社のカラーは?どういったページにどういったコンテンツが欲しいのか?
ランサーズで依頼するほとんどが、明確な商品の購入ではない、
後者のような、複雑な要望が入り混じった内容になります。
これはできることに対して、購入するのではなく、
依頼したい内容に対してランサーが手を上げる仕組みであるが故に仕方ありません。
しかし、ただでさえ要望が複雑な依頼を基本的にはリモートでやるというランサーズの仕様であるが故に、全く希望とは違うものが出てくることはよくあります。
むしろ、基本的には要望とは違うものが上がってくる!
このくらいに思っておきましょう。
また連絡を長いこと取らないと、そのプロジェクトが知らないうちに流れていることもあります。
プロジェクトの優先順位を相手に高く持ってもらうよう常に意識させていく必要があります。
ランサーズで依頼する上で3つのポイントをまとめてみた
1 できるだけ具体的な依頼に落とし込む
機能と依頼内容を明確化、具体化しましょう。
「売れそうな通販ページを作ってください」ではなく、「カート機能、商品点数10、レビュー欄、拡大写真」そして参考サイトも一緒に貼ってください。
具体化すると依頼内容が長くなりますので可能な限りシンプルにしましょう。
依頼する必要な機能を箇条書きでまとめましょう。
数をシンプルにしましょう。
いきなり「10個の記事を書いてください」ではなく、まずは「1個の記事を書いてください」という形にしましょう。
2 事前に簡単な仕様・構成を作る
1を踏まえて仕様と構成を固めておきましょう。
仕様書というと少し硬い感じがしますが、
機能とその簡単な説明、具体的な目に見える部分のイメージ、優先順位と参考サイトなどがあれば問題ありません。
機能については箇条書きにして提出してしっかりと事前にランサーに擦り合わせを行いましょう。
問題は目に見える部分です。
機能は文字で伝えることができればある程度希望のものが仕上がります。
しかしデザインセンスは発注側と、ランサーとの間で絶対に違いがあります。
簡単なスケッチで構いません。
パワポ、ワードが苦手な方は参考サイトをプリントアウトしてペンで書き込む形でも構いません。
参考サイトとその中でも変えて欲しい部分を表記して共有しましょう。
3 制作スケジュールや連絡する日にちを決めておく
ここまで具体的に共有ができたら、
後はしっかりとこのプロジェクトを進めてもらう、それだけです。
納品期日を目安で必ずもらいましょう。
シンプルな依頼内容であれば納品直前のチェックで簡単になおせば大丈夫です。
少し複雑な案件であれば
逆算して、1週間でどこまで進めるかを聞いて経過を報告してもらいましょう。
途中でその制作物の過程を見ることが大切です。
相手に納期を意識してもらって作業に取り掛かってもらいましょう。

まとめ
正直、私自身何度もランサーを使って依頼をしていますが、
何度も失敗しております。
最終的には自分で手直しをして完了。ということも多いです。
一回の依頼工程で大切なことをまとめさせていただきましたが。
一番大切な失敗しない方法は。
ランサーの中でできる人を見つけて、その人に依頼することが大切です。
いつも上手に記事を書いてくれるランサーや、
いつも丁寧に作ってくれるエンジニアのランサーなど。
この人に頼めば大丈夫という人を見つけてしまうと一番早いです。
急ぎでなく大事なプロジェクトであれば 数千円 ~ 数万円くらいのテスト依頼をしてみて、
優秀なランサーを探してから大きなプロジェクトを任せてみてはいかがでしょうか?
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